のぞみのブログ

🌟のぞみのPECSの様子🌟

今回はイベントだけでなく、のぞみで行っているPECSの様子を報告したいと思います‼️

 

時間が経ってしまいましたが、のぞみのスタッフ一同で花笑之木工房を見学して、橋本誠一様から色々お話を聞くことが出来ました。

その節はありがとうございました。

スタッフ達と支援についての共通認識が出来たということ、また卒業後の様子を見ていただいたことでイメージした上でのぞみでの支援に落とし込めていければと思っています。

 

今回紹介する「PECS®」とは…

「Picture Exchange Communication System」の略で、日本語では『絵カード交換式コミュニケーションシステム』を意味します。
様々なコミュニケーションの困難を抱える人の機能的なコミュニケーションスキルを助けるために作られた代替/補助コミュニケーションシステムで、主に写真や絵カード、シンボルを使用してコミュニケーションを行っています。

 

詳しくは下記のサイトをご参照ください。

http://pecs-japan.com/絵カード交換式コミュニケーションシステム/

PECS®には6つのフェイズがあり、のぞみはまだまだ初歩段階ですが、確実に成長も感じられています。

 

どの動画も圧縮して大きさバラバラで画質も悪く、雑音が入っていますが、ご了承ください。

こちらの子は絵カードを持って、コミュニケーションを取りたいスタッフの正面に立って渡すことが出来るようになってきました。

始めたころから考えると、とっても成長しています。

 

 

こちらの子は、『チョコ』と『お茶』のカードを使用し、絵の分別をし渡して要求を伝える練習を始めました。

数回プロンプトをしただけで、理解して実践できるようにもなりました。

またステップアップして2語文で『チョコ』+『ください』をブックの下の文章バーにくっつけタップするまでになりました。

なかなかじっくりとこのようなやりとりが出来ない日もありますが、個別での支援を行う際には引き続き実践していきたいと思います。

 

 

動画をみてPECS®の練習をしているからと言って、発話がなくなった・遅れたという心配があるかもしれません。

しかしそのような事例はなく、約7~8割がPECS®を通して発話ができるようになったという結果がみられているそうです。

PECS®同様、のぞみとしても一緒に発語も促していければと思っています。

PECS®はあくまで『代替的・補助的コミュニケーション』として、将来的にコミュニケーションをよりスムーズに取る手段の1つになればと思っています。

 

のぞみとしては彼らが卒業していく頃に『自分の思いを伝えることが出来る』『働き始めた時に過ごしやすい』などこの種がいつか大きく実る時がくればいいなと願っています。

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